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BNR32異音修理


新年あけましておめでとうございます

完全放置プレーで、あちこちからブーブー言われていましたが、やっと更新モード?に突入しましたので、またちょっとずつ更新していきたいと思います

作業は年末に行ったモノやそれ以前のモノもありますが、気にせず見ていってください

それでは今回はOさんのBNR32の足回りからの異音修理です
Oさんいわく、停車した後の発進時やバックし始めの時にハンドルに伝わるコクッとくる振動&異音が気になるとの事

ディーラーで点検してもらったらトランスファーからフロントデフに繋がるプロペラシャフトが原因と言われ、言われるがままに大金を払ったが、全く直らず・・・

そりゃそうですよ! だってそんな所じゃないですよ!
えっ?どこだって? 古そうなピロテンションロッド付いてるじゃないですか!
ピロを触ればガタガタユルユルでした

間違いなくここのはずです!

画像にはありませんが、ニスモのテンションロッドセットに交換しました

この異音のほとんどはここが原因です

因みにロアアーム付け根のボールジョイントブーツも千切れていたので同時交換しちゃいます

すごくユルユルではないけれど、さすが20年以上前の車ですね・・・

部品が出るうちに交換して、いつまでも末永く乗っていられるようにしましょうね

因みにタイロッドのブーツです・・・

案の定ぶっちぎれています

ここも交換です
エンジンは数年前に中古エンジンに乗せ換えたそうで、とても調子いいです

そして今回最大のポイントがここです

ここのブッシュは単品では出ません

メンバーアッセンブリですと10万円するそうです

本当はメンバー交換するのが望ましいですが、予算の関係上交換せずにここの動きを抑制して音を抑えます
そしてこれです

メンバーカラーです

GT1製の割り入りタイプです

これならメンバーを少し下げれば取り付けができます

しかも値段も安いですからね!
この様に上の皿とブッシュの間にカラーを入れます

これを前後4ヶ所あるブッシュ全て同様に取り付けます
全て取り付けしたらメンバーをジャッキアップします

次は下側の取付けです

下側は作業上どうしてもナットを外さなくてはなりません

その時にはずれるプレートの上にカラーをのせます
これがカラーです

段になっていますよね

ブッシュにある段と同じ形状になっています
フロント側です

フロントって言っても前輪じゃありませんよ

メンバーの4ヶ所あるうちの前側ってことです

つまりこういう事です

メンバーは4ヶ所あるブッシュと共にボディに固定されています

路面からの凹凸などを吸収するべく、ブッシュを中心に上下に動きます

その1ヶ所がちぎれてしまい、メンバーがボディに干渉して音がゴトゴト鳴っていたというわけです
因みにここを固定する事で室内に騒音が入ってきます
しかしどんなにショックやアームを換えたりしてもここが動いてしまっては、場合によってはほとんど機能しないこともあるんです

因みに前輪側はブッシュなどなく、完全リジット固定です

無事に装着も終わり、アライメントを取って終了です。
気になる音は完璧に直りました♪